仁川河川敷

仁川河川敷

阪急電車の中から見える沿線の急斜面にワラビを採りに行きたいという美帆。「仁川で降りて甲山のコース」のページ(準備中)で解説していますが、これはとても無謀な営みです。彼氏の圭一でなくとも止めるところですが、美帆は「むうっと口を尖らせ」てすねてしまいます。

そんな美帆がかわいくてたまらない、親バカならぬ彼氏バカな圭一は、美帆に、春になったら一緒にハイキングに行ってワラビを採ろうと提案します。そして、今日はその下見のために仁川で降りてみようと美帆を誘います。

さて、阪急仁川駅で電車を降り、南(西宮北口側)へ向かうと、川に行き当たります。その一部が、宝塚市と西宮市の境界をなす仁川(にがわ)。甲山方面から流れてきて、武庫川に注ぐ武庫川の支流です。

ただ、いつ見ても流れている水の量が少なく、「川」というより「河原」と言った方がイメージしやすいかもしれません。両岸の道路より数メートル低くなったところに草地があり、中央の岩がごろごろしている部分の上をちょろちょろと水が流れているという感じ。

小説『阪急電車』では、この水が流れている部分の両脇の草地を「河川敷」と呼んでいるようです。この河川敷には、両岸の道路から階段で降りることができます。電車の窓から眺めていると、犬を散歩させている人をよく見かけます。上の道路は道幅が狭く、歩行者にはあまり優しくないので、河川敷は格好のお散歩ルートとなっているようですね。

圭一が言うように、ユキノシタ、ノビルが生えているかどうかは確認できませんでしたが、ユキノシタは湿った半日陰地の岩場に、ノビルはあぜ道や土手などでよく見かけられる植物だそうなので、仁川の河川敷にあってもおかしくはありません。

ユキノシタは、赤い丸みを帯びた葉と白い花が特徴的な植物で、ノビルはネギによく似た植物だそうです。ユキノシタは、一般的な山菜同様てんぷらやおひたしにして、ノビルはネギと同様、薬味や味噌汁の具などとして用いることができるそう。おいしそうですね。こんど仁川に行くことがあったら、真剣に探してみてもいいかもしれないと思えてきました^^